幼稚園の入園時の心得

体験入園で「できること・できないこと」を見きわめましょう

 

 

多くの幼稚園には“体験入園”制度がもうけられています。気になる幼稚園があったら、とりあえず体験入園に参加してみましょう。参加した子どもの様子はどうだったか、が最大のチェックポイントです。

 

 

親が気に入っていても子どもが気に入らなければ、教育上の効果もありません。先生の印象や環境、幼稚園全体の気風に子どもがなじんでいるようなら、第1段階はクリアです。

 

 

次に見るべき点が、“家ではできているのに幼稚園ではできなかったこと”があるかどうか。前述したトイレ問題が筆頭に挙げられます。もし、おもらしをした場合、ママは入園前に「先生におしっこに行きたい、と言おうね」と子どもにきちんと教えこみましょう。

 

 

ただし高圧的になっては子どもが萎縮して逆効果ですし、幼い子どもにも排泄行為に対する羞恥心がありますから叱ると大きなトラウマになることもあります。優しく、しかもきっちりとさとすことが肝要です。

 

 

また、いくら言い聞かせても、子どもにはできることとできないことがあり、その個人差は大きいものです。言ってもできないことはムリヤリやらせても子どもになんのメリットもありません。そんな場合は、たとえば「うちの子はおしっこに行きたいと言えないようなのですが、だいじょうぶでしょうか?」と幼稚園に率直に相談しましょう。その対応いかんで入園を決めるべきです。